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「 短歌 と 私 」 ・ 12年の思い出・・・(24)

 2021-03-10
 2012年もすでに2月になりました。毎年2月は何時もの月より早く終わる気がしています。それは当然ですね、日にちが少ないのですから、それに寒い冬から暖かい春が待ち遠しいからです。

 さて、1月は何とか良い出だしの投稿短歌、2月になって第一週目の掲載があり、二週目は佳作の三番目の掲載、この歌は思いがけないものでした。では、その作品と三枝先生の短い評を載せます。

 ・ 老いなのか寒さなのかは分からない朝は身体がポキポキと鳴る ・

  評 作者は固まりがちな身体。寒さと老いを重ねてポキポキに実感がこもる。

 そして、第三週目は記載もされず最終の四週目、我ながら久々に評価を期待していた一首、トップの秀作で記載がありました。 この歌はあの東日本大震災から約1年となろうとしている事を思い、節分の習わしを詠ったものでした。 では、その思い入れのある1首を載せ、三枝先生の評を紹介します。

  
 ・ ひいらぎにさしたイワシの頭(かしら)には三陸の海思う目のあり ・

  評 柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を挿して門口に飾る。節分の魔除けとして古くからの習慣
   だが、作者はそのイワシの目に三陸の海を重ねた。どこの海を連想してもいいが、三陸を選んだ
   ところから、震災への痛みが遠く滲み出る。今なお苦しむ人々への思いをそのさりげなさに包ん
   だところがこの歌の味わいどころだろう。芥川龍之介を代表する俳句「木枯らしや目刺にのこる
   海のいろ」を思わせるが、摂取して震災に繋げたのであれば、なおのことその工夫を評価したい。

 こうして、気にしていた作品を秀作に選び、丁寧な評を頂いたこの一首、私にとって忘れられない一首となりました。では、今回はこのくらいにして次の(25)に続ける事にします。

      三陸 3      4IMG_0050_convert_20180310140319 三陸 

   震災前に旅行に行った南三陸町志津川の港と宿泊した 南三陸ホテル観洋を海から見た
  風景です。ホテルは津波の被害はあまりなかった様ですが、港や街は全滅っだったと聞き
  ました。 本当に大変な災害だったと思います。


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